こころとからだに自然の力 ~夏の低栄養に要注意~

9月は夏の疲れも出て1年で一番疲れやすい月ともいわれています。 夏バテなさっていらっしゃいませんか? 今年の夏は昨年の猛暑が続いた夏と比べると、楽だったと感じておられる方もいらっしゃるかもしれません。 8月下旬には秋雨前線の影響で気温が下がり過ごしやすくなりました。 熱帯夜からも解放されて、夜もよく眠れるようになりました。 一方で、夏の疲れが出て、だるくてどうしようもないという方もいらっしゃいます。 夏の疲れ、だるさ には アミノ酸 と 補中益気湯 がお奨めです。 また、熱中症や脱水予防で水分を過剰に飲んでしまったり、湿度の高い日が多いため、湿の影響を受けて、重だるさや眠気がつよく、気がつくといつの間にか眠ってしまっているという方も多くみられます。 こちらは身体の中に余分な湿を抱えていることが原因です。 もし、 食欲不振や腹痛、軟便下痢などの胃腸症状もある場合 は、 藿香正気散 や 六君子湯 ・ 参苓白朮散 などが宜しいでしょう。 むくみや吐き気などがある場合 は、 五苓散 や 胃苓湯 ・ 紫苓湯 が効果的です。 10月1日から消費税率が変更されることに伴って軽減税率なるものが発生し、 その処理方法などに悩まされている方も多いようです。 こちらは 脳疲労 になりますので、 プラズマローゲン や ローヤルゼリー がお奨めです。 症状に合わせてご紹介しますので、ご相談ください。 今月の漢方教室 夏の低栄養に要注意 ○夏のだるさはどうして起こるの? ・暑さが原因 暑さによって多量に汗をかくため、水分補給しようと水分を摂りすぎ、胃液が薄まって胃の機能が低下します。 また暑さで夜眠れなくなると睡眠不足に陥り、疲労感がたまります。 ・冷房が原因 冷房の効きすぎによる身体の冷え、さらに外気との大きな温度差に身体がついていけなくなり、自律神経が失調状態になり、だるさが起こります。 ○だるさや疲労感のメカニズムは? 夏場のだるさや疲労感の原因には、 胃腸の機能低下による栄養不足や 糖質の摂りすぎによるビタミン不足 のほかに次のようなものがあります。 ・多量の汗をかくと、血管内の水分が減って「血管内脱水」が起こります すると血液の濃度が高まり、血液がドロドロの状態になり、 スムーズに全身を循環...