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こころとからだに自然の力 〜アレルギーを体の中から改善〜

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2月4日(立春)・まだ寒さの厳しい時期ですが、暦の上ではこの日から春。 前日が豆まきでおなじみの「節分」で、季節の分かれ目、変わり目という意味です。 春を迎えるのは嬉しいものですが、外気温と室温の差が大きく、体調を崩す人が少なくない頃でもあります。 この時期に体調を崩すのは 「自立神経失調症」 かもしれません。 自立神経は、気温の変化やストレスなど、外から何らかの刺激があっても、血圧や内蔵の働きなど全身の状態を一定に保つように働いています。 毎日の温度差が激しい季節は、交感神経と副交感神経がうまくスイッチを切り替えられなくなることがあり、不眠、動悸、冷や汗、めまい、頭痛、胃腸の不調、倦怠感など全身にさまざまな症状が現れる自立神経失調症になりやすいのです。 もちろんこれらの症状が全部一度に出るわけではなく、人によってその時によって、症状は異なります。 気温の変化はどうしようもできませんが、自分の生活リズムを作ることなら可能です。 季節の変わり目には、規則正しい生活で自立神経を助けてあげましょう。 漢方や東洋医学などを利用して自立神経の乱れを正し、からだ全体のバランスを整えることもできます。 無理せずゆったりと過ごしながら、春を迎えたいですね。 今月の漢方教室 アレルギーを体の中から改善しましょう ○ 食事 と 「乳酸菌生成エキス」 がカギ 花粉症などのアレルギー症状は、Th1とTh2という2種類の免疫細胞のバランスが崩れ、Th2が増えすぎると発症します。花粉などのアレルゲンを異物として攻撃するIgE抗体が過剰に作られ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが現れてしまうのです。 Th2が増えるおもな原因は、高タンパク質の食事です。肉などの動物性の高タンパク食品や甘い物を控え、温野菜たっぷりの食事に変えれば花粉症は改善されていきます。 また生野菜のサラダや果物、お刺身やお寿司などの生もの、冷たいジュースや牛乳、アイスクリームといった体を冷やす飲食物を控えると症状を軽くすることができます。これは多数の患者さんが実感されたことです。 さらに多くの方が 「乳酸菌生成エキス・アルベックス」 を摂取することで、ひどい花粉症が飲み薬がいらなくなるまでに改善しました。 アルベックスは、免疫細胞のバランスを整えてくれます。 当店では

「食養生」は元気の基本

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遅くなりましたが 皆様あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 今年最初の健康コラムは、 「食養生 」についてお話いたします。 食養生とは、文字通り"食で生命を養う"ということです。 私たちの身体は食物から摂る栄養素でつくられているため、食を整えることが健康を保つ一番の基本となります。 現代の日本は豊かな食に恵まれた国です。 だからこそ、自分の身体に必要な食べ物をきちんと見極め、日々の食養生で健やかな身体づくりを心がけましょう。 ○食材のパワーを味方につけ、身体の中から健康に。 カロリーや栄養素の計算ではなく、 食べ物の持つ「味と性質」から食事を考える。 これが食養生の基本です。 食材には「五性(熱性・温性・平性・涼性・寒性)」や「五味(酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(塩辛いという意味))」といった性質があります。 その特性を季節や体調の変化に合わせて取り入れることで、食事から身体を整えるのです。 難しいことのようですが、実はこうした食材選びは普段からごく普通にやっていることです。 例えば、身体や脳が疲れていると甘いものが食べたくなったり、寒い時期には身体を温める料理が美味しく感じられたり。 そんな風に、私たちはその時々で身体が求める食べ物を自然と選んでいるのです。 食養生は、こうした食べ物の特性を積極的に取り入れ、健康な身体づくりに活かす東洋医学の知恵。 日々の食事は、今の健康だけでなく、いつまでも元気に過ごすためにも、まずは食材の持つパワーを知り、自分の身体に必要な食べ物をきちんと選ぶことを心がけましょう。 ○「五性」「五味」をバランスよく 食べ物には「五性」「五味」といった性質があり、それぞれに違った働きがあります。 毎日の食事では、まず「五性」「五味」をバランスよく摂ることが大切です。 その上で、自分の体調や季節に合う食事を積極的に摂り、身体のバランスを整えていきましょう。 また、旬の食材を上手に取り入れることもポイントです。 自然の恵みとはよくできたもので、夏には身体を冷やす食材が、冬には身体を温める食材が多くなり、それぞれの季節に合った働きで自然と身体を整えてくれます。 旬の食材はおいしくて栄養も豊富なので、積極的にとりましょ