こころとからだに自然の力 ~尿トラブル~
3月、今年は暖冬の影響もあり、先月下旬頃より、全国的に暖かい日が多くなっています。
春の足音が聞こえてくるようです。
今月は尿トラブルについてお知らせいたします。
ここ数年、尿トラブルについてご相談されることが多くなりました。
尿トラブルにはさまざまな症状と原因があります。
尿トラブルが原因で睡眠不足や外出が億劫になってしまったり、日常生活に支障がでてくることも多くあります。
健康な膀胱であれば、おしっこがしっかり溜まってから、ぎゅっと収縮して排出しますが、加齢やメンタル的要素が原因で、膀胱が過敏になり、わずかなおしっこでも押し出そうとしてしまう症状を「過活動膀胱」といいます。
代表的な症状には
「頻尿・夜間頻尿(トイレが近い)」
「尿意切迫感」
「切迫性尿失禁(尿漏れ)」
の3つが挙げられます。
そのほか、
笑う、くしゃみ、重い物を持つなど
力を入れると尿漏れする、
女性に多いといわれる「腹圧性尿失禁」
尿がチョロチョロと漏れる、
男性に多いといわれる「溢流性尿失禁」
など、尿のトラブルはさまざまです。
早めのケアで症状を緩和したり、原因となる身体の不調を取り除き、快適な生活を。
また、特別尿のトラブルを感じていらっしゃらない方でも、
毎日、体内の老廃物を排出してくれている尿には、
いろいろなサインが現れていますので、尿で健康チェックしましょう。
⇒健康な尿は「淡黄色」をしています。
これは胆汁の色素や食べ物の色素が影響しています。
◯尿が赤い場合
⇒尿の中に血液が混じっている場合(血尿)は、何かの病気が原因になっていると考えられます。
例えば、
・腹部が痛みませんか?
→尿路結石
・高熱が出ていませんか?
→急性腎盂腎炎
・排尿の時、痛みますか?
→膀胱炎
など
◯尿の色が薄く、ほとんど無色の場合
⇒大量に水分を摂取した場合は、尿の量も増え、色も薄くなります。
◯尿が濃くなる、黄褐色~褐色の場合
⇒運動などでたくさん汗をかいた後や、起床後すぐの尿は少し濃い色になります。
また、ビタミンB2は特に尿の色が変わりやすく、
明るいオレンジ色に近くなることがあります。
また、高熱や脱水症状の時も尿が濃くなります。
肝機能に異常がある場合、肝臓の代謝でできる色素が尿の中に出てきて
濃くなることがあります。
◯尿が濁る
⇒排尿直後から濁っている場合は、膀胱に細菌が入り炎症を起こす
膀胱炎の可能性が有ります。
また、シュウ酸という成分を多く含む食品を摂取すると、
尿の中にシュウ酸塩が増え、尿が濁る場合があります。(塩類尿)
シュウ酸を多く含む食品:ほうれん草、たけのこ、チョコレートなど
⇒大人で1回あたりの正常な尿量は約150~250ml
1日あたりの排出尿量は1.0~2.0L、排尿の回数は1日4~8回
(日中は4~7回、夜間は1回まで)程度が平均的です。
◯尿の量が極端に多い
⇒お茶やコーヒー、ビールなど利尿作用のある飲み物を多く獲った時は、
一時的に尿量は増えます。
また、糖尿病では血糖値の上昇により、のどの渇き、水分の摂取量が増えるため、
尿量が多くなる傾向があります。
◯尿が少なく、あまり出ない
⇒大量に汗をかいたり、食あたりなどで嘔吐や下痢を起こしている時なども
尿は少なくなります。
身体に水分が不足している(=脱水症)からです。
すみやかに水分を補給しましょう。
尿量が少ない病気として考えられる代表的なものは急性腎炎で、
腎臓に炎症が起こり、尿を作る機能が低下してると考えられます。
◯頻繁に尿意を感じる、いわゆる「頻尿」
⇒尿は少ししか出ず、すぐまたトイレに行きたくなるという場合は、
膀胱炎や尿道炎、前立腺肥大などが考えられます。
病気ではなくても、緊張や気温の影響で頻尿になることもあります。
⇒飲み物や食べ物、薬によっても変わりますが、少し芳香性のにおいがある程度です。
◯強いアンモニア臭がする
⇒排尿直後に不快なアンモニア臭を発していたら、膀胱炎などが考えられます。
◯果実のような甘ったるいにおいがある
⇒症状が進んだ糖尿病の尿は、代謝機能の影響から、甘いにおいを放ちます。
またお酒を飲んだ後など、一時的にこのようなにおいがすることがあります。
また、尿と血液は密接な関係があります。
身体をめぐって老廃物を含んだ血液は、腎臓に運ばれ、きれいな血液と老廃物を含む尿に分けられ、尿を体外へ排出する働きがあります。
この一連の働きから腎臓は「尿をつくる臓器」ととらえられがちですが、
同時に「きれいな血液をつくる」重要な働きがあります。
血液から老廃物を除くだけでなく、血液中の塩分、カリウム、カルシウムの濃度をきめ細かく管理/調整して、きれいな血液にしているのが腎臓なのです。
=尿の生成による老廃物の排泄=
血液をろ過して、老廃物などを取り除き、尿として排泄する。
=血液中の成分調整=
血液中のナトリウム、カリウムなどのミネラル濃度を正常に保つ。
=赤血球をつくるEPOの産生=
EPOは血液の酸素量に応じて、酸素を運ぶのに必要な赤血球を増産するよう骨髄に働きかける。
=血圧の調整=
塩分と水分の排出量を調節する。また、血圧が低い時にレニンを分泌して血圧を上げる。
=骨づくりに必要なビタミンDの活性化=
食事や皮膚で作られるビタミンDを活性化する。
特にドイツでは頻尿・過敏性膀胱・良性前立腺肥大などに対して、植物性治療薬として認可されています。
リグナンは、尿道括約筋、骨盤底筋の働きを活性化し、腹圧性尿失禁を改善・膀胱機能改善・自律神経のバランス調整作用などがあります。
夜中に何度もトイレに行きたくなる、
くしゃみをした拍子に尿が漏れる、
おしっこの勢いが弱い、
トイレのあともスッキリしない、
楽しく旅行に行きたいのに、
トイレが心配で不安
など、
トイレの心配がある方はお気軽にご相談ください。
春の足音が聞こえてくるようです。
今月は尿トラブルについてお知らせいたします。
ここ数年、尿トラブルについてご相談されることが多くなりました。
尿トラブルにはさまざまな症状と原因があります。
尿トラブルが原因で睡眠不足や外出が億劫になってしまったり、日常生活に支障がでてくることも多くあります。
健康な膀胱であれば、おしっこがしっかり溜まってから、ぎゅっと収縮して排出しますが、加齢やメンタル的要素が原因で、膀胱が過敏になり、わずかなおしっこでも押し出そうとしてしまう症状を「過活動膀胱」といいます。
代表的な症状には
「頻尿・夜間頻尿(トイレが近い)」
「尿意切迫感」
「切迫性尿失禁(尿漏れ)」
の3つが挙げられます。
そのほか、
笑う、くしゃみ、重い物を持つなど
力を入れると尿漏れする、
女性に多いといわれる「腹圧性尿失禁」
尿がチョロチョロと漏れる、
男性に多いといわれる「溢流性尿失禁」
など、尿のトラブルはさまざまです。
早めのケアで症状を緩和したり、原因となる身体の不調を取り除き、快適な生活を。
また、特別尿のトラブルを感じていらっしゃらない方でも、
毎日、体内の老廃物を排出してくれている尿には、
いろいろなサインが現れていますので、尿で健康チェックしましょう。
今月の漢方教室
「尿力」低下していませんか?
《色について》
◯通常⇒健康な尿は「淡黄色」をしています。
これは胆汁の色素や食べ物の色素が影響しています。
◯尿が赤い場合
⇒尿の中に血液が混じっている場合(血尿)は、何かの病気が原因になっていると考えられます。
例えば、
・腹部が痛みませんか?
→尿路結石
・高熱が出ていませんか?
→急性腎盂腎炎
・排尿の時、痛みますか?
→膀胱炎
など
◯尿の色が薄く、ほとんど無色の場合
⇒大量に水分を摂取した場合は、尿の量も増え、色も薄くなります。
◯尿が濃くなる、黄褐色~褐色の場合
⇒運動などでたくさん汗をかいた後や、起床後すぐの尿は少し濃い色になります。
また、ビタミンB2は特に尿の色が変わりやすく、
明るいオレンジ色に近くなることがあります。
また、高熱や脱水症状の時も尿が濃くなります。
肝機能に異常がある場合、肝臓の代謝でできる色素が尿の中に出てきて
濃くなることがあります。
◯尿が濁る
⇒排尿直後から濁っている場合は、膀胱に細菌が入り炎症を起こす
膀胱炎の可能性が有ります。
また、シュウ酸という成分を多く含む食品を摂取すると、
尿の中にシュウ酸塩が増え、尿が濁る場合があります。(塩類尿)
シュウ酸を多く含む食品:ほうれん草、たけのこ、チョコレートなど
《量について》
◯通常⇒大人で1回あたりの正常な尿量は約150~250ml
1日あたりの排出尿量は1.0~2.0L、排尿の回数は1日4~8回
(日中は4~7回、夜間は1回まで)程度が平均的です。
◯尿の量が極端に多い
⇒お茶やコーヒー、ビールなど利尿作用のある飲み物を多く獲った時は、
一時的に尿量は増えます。
また、糖尿病では血糖値の上昇により、のどの渇き、水分の摂取量が増えるため、
尿量が多くなる傾向があります。
◯尿が少なく、あまり出ない
⇒大量に汗をかいたり、食あたりなどで嘔吐や下痢を起こしている時なども
尿は少なくなります。
身体に水分が不足している(=脱水症)からです。
すみやかに水分を補給しましょう。
尿量が少ない病気として考えられる代表的なものは急性腎炎で、
腎臓に炎症が起こり、尿を作る機能が低下してると考えられます。
◯頻繁に尿意を感じる、いわゆる「頻尿」
⇒尿は少ししか出ず、すぐまたトイレに行きたくなるという場合は、
膀胱炎や尿道炎、前立腺肥大などが考えられます。
病気ではなくても、緊張や気温の影響で頻尿になることもあります。
《においについて》
◯通常、健康な人の尿はあまりにおいはありません⇒飲み物や食べ物、薬によっても変わりますが、少し芳香性のにおいがある程度です。
◯強いアンモニア臭がする
⇒排尿直後に不快なアンモニア臭を発していたら、膀胱炎などが考えられます。
◯果実のような甘ったるいにおいがある
⇒症状が進んだ糖尿病の尿は、代謝機能の影響から、甘いにおいを放ちます。
またお酒を飲んだ後など、一時的にこのようなにおいがすることがあります。
《腎臓の重要な働き》
腎臓は尿を作り出すだけの臓器ではなく、赤血球や血圧などにも重要な役割を担っています。また、尿と血液は密接な関係があります。
身体をめぐって老廃物を含んだ血液は、腎臓に運ばれ、きれいな血液と老廃物を含む尿に分けられ、尿を体外へ排出する働きがあります。
この一連の働きから腎臓は「尿をつくる臓器」ととらえられがちですが、
同時に「きれいな血液をつくる」重要な働きがあります。
血液から老廃物を除くだけでなく、血液中の塩分、カリウム、カルシウムの濃度をきめ細かく管理/調整して、きれいな血液にしているのが腎臓なのです。
=尿の生成による老廃物の排泄=
血液をろ過して、老廃物などを取り除き、尿として排泄する。
=血液中の成分調整=
血液中のナトリウム、カリウムなどのミネラル濃度を正常に保つ。
=赤血球をつくるEPOの産生=
EPOは血液の酸素量に応じて、酸素を運ぶのに必要な赤血球を増産するよう骨髄に働きかける。
=血圧の調整=
塩分と水分の排出量を調節する。また、血圧が低い時にレニンを分泌して血圧を上げる。
=骨づくりに必要なビタミンDの活性化=
食事や皮膚で作られるビタミンDを活性化する。
《話題のペポカボチャ》
ペポカボチャの種子にはリグナン類、植物ステロール、ミネラル類などが豊富に含まれており、古くから病気の予防や治療に北欧で広く使われてきました。特にドイツでは頻尿・過敏性膀胱・良性前立腺肥大などに対して、植物性治療薬として認可されています。
リグナンは、尿道括約筋、骨盤底筋の働きを活性化し、腹圧性尿失禁を改善・膀胱機能改善・自律神経のバランス調整作用などがあります。
夜中に何度もトイレに行きたくなる、
くしゃみをした拍子に尿が漏れる、
おしっこの勢いが弱い、
トイレのあともスッキリしない、
楽しく旅行に行きたいのに、
トイレが心配で不安
など、
トイレの心配がある方はお気軽にご相談ください。
漢方相談 ペンギン薬局 公式WEBサイト https://penguin-kanpo.com/
営業時間 10:00~19:00 定休日 12/31・1/1
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〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町4丁目3-20
TEL:022-217-3767
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〒980-0801 宮城県仙台市青葉区木町通2丁目1-55第八丸昌興業ビル 1F
TEL:022-275-6885
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