こころと体に自然の力 ～見逃せない血管のつまり～

あけましておめでとうございます。

今年は「幸福の調理法」をご挨拶とさせていただきます。
皆様もはりきって調理してください。

≪材料≫
愛をカップに五杯
やさしさをカップに三杯
誠実をカップに二杯
寛容をスプーンに五杯
希望をスプーンに三杯
思いやりをスプーンに二杯
ユーモアがもし手元にあればスプーンに二杯
感謝があればカップ一杯以上
最後にスパイスとして笑顔を少々

≪作り方≫
まず愛をベースにし、やさしさと誠実を用意し、
そこに寛容と希望をいれてよく混ぜる。
次に思いやりとユーモアを入れて
さらによくかき回す。
その上に感謝をたっぷりとふりかける。
これですべて、自らの体温で焼くが、
焼きながら笑顔のスパイスをまぶすのが
ポイントである。
この調理法は各人各様好みに合わせて、
いろいろな味（個性）を作り出すことが
できるが、出来上がった味の名は
「感性」といいます。

榎戸　克美

今年が皆様にとってお健やかな良い年でありますようお祈りいたします。



今月の漢方教室

見逃せない血管のつまり

血管は血液を心臓から全身の細胞へ運ぶ大切な器官で、全身すべての血管をつなぎ合わせると、100,000km、地球2周半という長い組織です。
この長い血管の中を酸素や栄養素など運んでいるのが血液です。

肥満や食生活が乱れると血液中に余分なコレステロールや脂肪が増えて血液がドロドロ、ベトベトして、血液の流れが悪くなります。
また、血管に血液中の余分なコレステロールなどがたまって、血管はボロボロになります。
さらにストレスなどがあると、血管は収縮してしまいます。
まるで、川がゴミで汚れてしまい流れが悪くなってしまった状態が、血液ドロドロ・ベタベタであったり、血管ボロボロになるということです。

〇少しずつ進む血管のつまり

血管のつまりでも日常生活にあまり支障の出ない、いわゆる「危険度小のつまり」では、手足の冷えや肩こり、肌荒れなどの症状が現れます。
危険度が小さい今が、大病からあなたを守る大切な時期です。
日常生活に少し不便を感じる「危険度中のつまり」では、高血圧や耳鳴りなどの症状が現れます。
気をつけないと急なつまりが生じて命の危機がせまってくるかもしれません。
油断のできない「危険度大のつまり」は痴呆や心筋梗塞など日常生活が困難になったり、命に関わる疾患につながります。
血管や血液にたまったゴミをきれいに掃除して、つまりの原因を取り除き、元気でサラサラの血液としなやかな血管を維持しましょう。

〇こんな症状があったら…（危険度小のつまり）

現れる症状によって危険度、進行度が判別できます。
つまり始めの症状(危険度小）としては、
・肩こり
・手足の冷え
・頭重
・むくみ
・生理痛
・爪の縦じわ
・肥満
・膝や関節の痛み
・肌荒れ　　　など

抹消血管のつまり

全身を流れる血液には酸素や栄養素を末端の細胞へ送る役割だけでなく
温められた血液（体温)をすみずみに送ったり、
体にたまった老廃物を運び出すという重要な働きがあります。

心臓からおくりだされた血液は、
動脈を通り、やがて抹消血管を通じて全身の細胞へ送られます。
抹消血管がつまってこの流れが妨げられると、
さまざまな体の不調となって現れるのです。

運動不足、不規則な生活など現代社会は血管をつまらせる要因がたくさんあります。
食生活や過労なども血液をドロドロにする原因となり、血流を悪化させます。
また、現代人にとって一番の問題であるストレスは筋肉や抹消神経を収縮させ、血液循環を悪くさせます。

このほかにも、低血圧により心臓が血液を送り出す力がなくて手先などの抹消の血管まで血液が行き届かない場合もあります。
抹消血管のつまりは、手足や肌などにまず現れます。

そして、冷え・しびれ・肩こり・肌荒れなどはつまりが生じて十分な血液が送られないために現れる症状であり、シグナルともいえます。

危険度小の方におすすめするのは、
桂枝茯苓丸・冠脉通塞丸・冠心逐瘀丹・芎帰調血飲・疎経活血湯などの活血化瘀薬や感応丸、感応丸気などの牛黄製剤です。
今のうちに手を打って、血液と血管を守りましょう。

〇忍び寄る症状（危険度中のつまり）

危険度中の症状としては、
・高血圧
・耳鳴り
・手足のしびれ
・物忘れ
・息切れ
・目の充血
・高脂血症
・エコノミークラス症候群
・微小脳梗塞　　など

脳梗塞は高齢者に多い病気と思っている方も多いと思います。
しかし、脳ドックを受けた20～80代の方を詳しく調べたところ、
梗塞が見つかった人は微小なものも含めると、70％にも上ったのです。

・直径2，3ミリ以下の微小梗塞（3個以下）の人の割合は41％
・1cmくらいまでの多発梗塞が28％
・体に麻痺が出る数cmの大梗塞は2.6％
・「異常なし」の人は28％
しかいませんでした。

微小梗塞はほとんど治療の必要はありませんが、高血圧や糖尿病が進行すると本当の脳梗塞を引き起こす可能性があり、注意が必要です。

危険度中の方におすすめするのは、
霊田七や循環元などの田七製剤、長城清心丸、牛黄清心丸
などの牛黄製剤です。
早急に治療を始めましょう。

◯命に関わる症状（危険度大のつまり）

危険度大の症状としては、
・痴呆
・脳卒中
・心筋梗塞
・狭心症
・人工透析
・くも膜下出血　　など

心臓の血管がつまって起こる病気には、狭心症と心筋梗塞があります。
ともに心臓の筋肉に酸素や栄養分を送っている冠状動脈の血流が悪くなる、
あるいはつまって心臓の筋肉が酸素不足となる状態です。
動脈硬化が原因で「突然死」する場合もあります。
脳卒中は脳の血管がつまったり、破れたりして脳の機能がダメージを受ける病気です。
日本人の脳卒中の約70％が脳梗塞で、脳梗塞を起こした人の半数近くが何らかの前ぶれ症状を経験しています。

一時的に
「手足に力が入らず、手にしていた物を落とす」
「体の片側がしびれる」
「物が二重に見える」
などです。

特に「高血圧、糖尿病、高脂血症」などがある人で、こうした症状がある場合は、
脳梗塞の前ぶれ症状の可能性があります。
取り急ぎ、牛黄製剤を服用し、医療機関を受診してください。

◯血栓を溶かして血管のお掃除を

寒くなりますと、血管が収縮して血流が悪くなるため血圧が高めになります。
日頃から血管を広げて血流を良くしておくことが大切です。
当店では「循環元」をお奨めいたしております。

※ルンブルクスルベルス
　（血栓を溶かす物質を含有）
※ギャバ
　（血行促進、血圧降下、精神安定作用がある）
※フランス海岸松
　（血栓を予防する）
※田七人参
（血流改善、血管強化、血栓の予防・改善、免疫力の増強）



この4つの強力な素材が含まれている循環元で
血管・血液のお掃除をしてはいかがでしょうか。

手足のしびれやめまい、頭痛などの症状が現れたら、見逃さず、
是非服用なさることをお奨めいたします。

漢方相談 ペンギン薬局 公式WEBサイト　https://penguin-kanpo.com/

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