こころとからだに自然の力 ~何故?ひざが痛くなるの~

十月、空気が澄んできて爽やかな一年で一番気持ちの良い季節になってまいりました。

秋の運動会の歓声もあちこちから聞こえてくるようになってまいりました。
スポーツの秋です。
近年、スポーツを楽しむ年齢層が拡大され、60代はおろか、70代、80代にまで及ぶようになってきました。

中年にさしかかると、誰でも何となく体がギクシャクしてきます。

ついこの間までこんなではなかった、と思っている人も多いに違いありません。

これはまぎれもない老化現象であり、単なる運動不足が原因ではありません。
こんな時自分の年齢を忘れ、日頃の運動不足が原因であると勝手に決め込んで、一気に「一過性老化現象」を解消しようと、若者並みの運動をして思わぬ事故に遭うことが多いものです。

若さや健康を維持するためには、まず手始め、いや足始めに歩くことから始めてはいかがでしょうか?

一般のサラリーマンや主婦の方は、平均二千メートルぐらいしか歩いていないそうです。理想的には一日に六千メートルはあるかなくてはならないとされています。
歩くことは全身の筋肉と骨を総動員しての運動で、血行を良くし、動脈硬化を予防する効果があります。

大脳と足の緊張筋とは密接な関係があり、積極的に歩かないと肺の力も低下し痴呆症が早くくるとも言われています。

爽やかな季節、野山を自分に合ったスピードで、じっくり歩いて若返りましょう。

いくつになっても、自分の足でしっかり歩き続けるためにはケアが必要です。


膝や腰の痛みなど気になる症状がある方はお早めにご相談ください。

今月の漢方教室

何故?ひざが痛くなるの

膝は人間の身体の中でも、もっとも複雑で不安定な構造を持っています。
動きは支点として機能するので、負担がかかりやすい部位で、中高年の方で膝痛に悩む人が多いのは、加齢とともに膝への軟骨がすり減り、膝を支える周囲の筋肉が弱くなるためです。

人間、歩いている限りは膝の軟骨に体重負荷がかかりますし、筋肉の収縮による圧迫も受けます。40歳を過ぎたあたりから症状が現れてくる場合が増えてきます。

さらに、女性の場合は閉経による影響もあります。
今回は変形性膝関節症についてその原因と対策について探っていきます。

▲変形性膝関節症

軟骨の摩耗(すり減り)による炎症が痛みの原因です。
進行すると、膝の動きは制限され曲げ伸ばしがしにくくなります。

また軟骨の摩耗や関節変形が進むとO脚変形が生じます。

軟骨に負担がかかって摩耗すると、軟骨の摩耗片(削りかす)の分解物によって関節の中で炎症が起きることがわかっています。





変形性膝関節炎のメカニズムは下記のような具合で進行します。


【軟骨への過剰な負担】
【軟骨が摩耗する】
【軟骨の分解物による滑膜の炎症】
【水がたまる・腫れや痛み・更に軟骨が摩耗しやすくなる】


◯こんな症状はありませんか?

  • がに股、O脚
  • 左右で膝の大きさがちがう
  • 膝が腫れている
  • 靴底の減り具合が均等ではない

効果的に改善・予防するには筋肉をつけることが大切です。

筋肉を鍛えると、膝の痛みが緩和します。これは筋肉がしっかりすることで、関節が安定した状態で動き、軟骨のすり減りを抑えられるからです。

また、肥満は膝痛の重要な発症要因、進行要因になりますので、太りすぎには注意が必要です。

▲あなたは大丈夫?関節包の硬さチェック

関節包は加齢や炎症などにより、硬くなっていきがちです。
硬い関節包はそれ自体が痛みの大きな原因となります。

そこで、関節包が硬いかどうかを簡単にチェックする方法は、
仰向けになって足首を持ち、お尻まで引き寄せてみてください。

この時、「かかとがお尻につかない」場合は、関節包が硬くなっている可能性があります。
その場合は、以下の体操を上手に取り入れることで、柔らかい間接を目指してみましょう。

▲運動療法

関節に痛みがあると、かばって力を加えなくなり、その結果筋力が低下して膝は不安定となり、軟骨の磨減が進み、さらに痛みが増強するといった悪循環が多く見られます。

(下図)
この悪循環を解消するため痛くない方法で行える運動療法がもっとも重要で、脚上げ体操、横上げ体操など痛みがなくご家庭で簡単に行えます。

1)足上げ体操

上を向いて床にごろんと寝ます。
 ↓
 片方の膝を直角に立てます。
 ↓
 もう片方の足をゆっくりと10cm上げます。
 ↓
 足首を倒したり起こしたりします。
 ↓
 両足おこないます。

2)横上げ体操

横になり下になっている足を曲げます。
 ↓
 上側の足をゆっくりと15cmまっすぐに上げます。

3)お風呂正座

お風呂で腰をまっすぐ伸ばして膝をつく。
 ↓
 湯船の縁につかまりながら、ゆっくり腰を下ろし膝を曲げます。
 ↓
 膝のつっぱりを感じるあたりで姿勢を5秒~10秒維持。
 毎日続けて1~2分正座することを目指します。

4)お皿のストレッチ


 足をまっすぐ伸ばしてから足の力を抜き、膝蓋骨(お皿)が水平方向に動くことを確認します。お皿の縁に両手の親指を重ね、押します。(上下左右、斜めなど8つの方向へ順番に)
 必ずお皿を直接押すように力を入れます。

押す時間は1ヶ所につき5秒程度。1回のストレッチは3分まで。1日2回が目安。


※痛みを感じるところは関節包が硬くなっているところです。
 最初は痛みを感じますが、少しずつ慣らしながら行いましょう。
 また、運動療法とともに補う関節軟骨成分を摂るのも良いでしょう。


当店でお奨めいたしております「ネプトン」にはムコ多糖体やヒドロキシプロリン(コラーゲンの材料)、アミノ酸やSOD(抗酸化酸素)など関節軟骨や筋肉、靭帯、腱を守る大切な成分が豊富に含まれております。

関節痛や腰痛、圧迫骨折など骨や関節の症状の他、加齢による筋力の低下が原因とされる転倒のリスクの軽減にも効果的です。お試しになってみませんか?

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