こころとからだに自然の力〜熱中症対策!1に水分補給、2に塩分補給〜

暑中お見舞い申し上げます。

八月、今年の夏は、東日本、西日本を中心に「命に関わる危険な猛暑」が続き、連日、熱中症で搬送される方が多く報道されております。
一時期は体温を超えるような40℃を上回る暑さを記録し、普段通りの生活を送るのも苦痛に感じられるほどでした。

それほどの猛暑は落ち着いたようですが、気象庁からは「気温の高い状態は八月上旬にかけて続き、猛暑日が続く所もある見込み」と発表されております。

そこで、今回緊急特別号として、昨年もお伝えしました熱中症対策を再度ご紹介します。
熱中症予防としてよく言われていることですが、のどが乾いていなくても、こまめに少量ずつ水分を摂りましょう。

こまめな水分補給は大切ですが、水分だけを補給するとかえって熱中症による熱けいれんを引き起こす原因にもなりかねません。
熱けいれんを予防するためにも、汗をかきやすい状況では、スポーツドリンクや塩分を加えた水で水分と塩分の補給を行いましょう。

また、この暑さで消耗してしまった体力を補うために、当店では「ビイレバー」や「ビイレバーキング」のお湯割りをお奨めいたしております。

アミノ酸製剤で、お湯割りすることによって弱った胃腸にも優しく吸収されやすくなります。

私はこの厳しい夏を乗り切るために、毎朝欠かさずにビイレバーのお湯割りを飲んでいるおかげで元気いっぱいです。
皆さんも是非お試しください!



今月の漢方教室


熱中症対策! 

1に水分補給 2に塩分補給

今年は七月の西日本豪雨被害、連日35℃以上の猛暑日が連続するなど、気力、体力を消耗する夏となり、毎日、熱中症で救急搬送される方が非常に多く見られます。

【熱中症の症状】
熱中症とは、高温多湿な環境に私たちの身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。
以下のような症状が出たら、熱中症にかかっている危険性があります。

  1. めまいや顔のほてり(熱失神)めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状が出たら、熱中症のサインです。
    一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出る場合もあります。
  2. 筋肉痛や筋肉のけいれん(熱けいれん)「こむら返り」と呼ばれる手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。
    筋肉がビクビクとけいれんしたり、硬くなることもあります。
  3. 体のだるさや吐き気体がぐったりし、力が入らない。
    吐き気や嘔吐、頭痛などを伴う場合もあります。
  4. 汗のかきかたがおかしいふいてもふいても汗が出る。
    もしくはまったく汗をかいていないなど、汗のかきにかたに異常がある場合には熱中症にかかっている危険性があります。
  5. 体温が高い、皮膚の異常体温が高くて皮膚を触るととても熱い。
    皮膚が赤く乾いているなどの症状も熱中症のサイン。
  6. 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない、水分補給ができない。
  7. 声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をする。
    自分で上手に水分補給ができない。または、身体がガクガクとひきつけを起こしたり、まっすぐ歩けないなどの異常がある時は、重度の熱中症にかかっていて、大変危険な状態です。すぐに医療機関を受診しましょう。


【熱中症の予防と対策】
いつでもどこでも誰でも条件次第で熱中症にかかる危険性がありますが、熱中症は正しい予防方法を知り、普段から気をつけることで防ぐことができます。
例えば、初夏や梅雨明け・夏休み明けなど、体が暑さに慣れていないのに気温が急上昇するときは特に危険です。
若い方でもまさか自分が!?と体力を過信せずに、無理せず徐々に体を慣らすようにしましょう。

◆シーズンを通して、暑さに負けない体づくりを続けましょう。


  • 「水分を」こまめに摂ろう
  • 「塩分を」ほどよく摂ろう
  • 「睡眠環境を」快適に保とう
  • 「気温と湿度を」いつも気にしよう
  • 「室内を」涼しくしよう
  • 「日射しを」よけよう
  • 「冷却グッズを」身につけよう

よく言われていることですが、のどが乾いていなくても、こまめに少量ずつ水分と塩分を摂りましょう。
スポーツ飲料は糖分が多めなので、水で薄めてもOKです。
カフェインの入った飲み物(コーヒーや紅茶、日本茶、ウーロン茶など)は利尿作用がありますので、熱中症が疑われるときは避けましょう。

普段の水分補給でも、カフェイン入りの飲料を飲んだら、同量のノンカフェインのものを飲むようにしましょう。

また、夏は暑さと大量の汗をかくことで、体力を消耗します。
熱帯夜で寝苦しい日が続きますが、寝不足にならないよう、エアコンを上手に活用してグッスリと質の良い睡眠をとりましょう。

◆日々の生活の中で、暑さに対する工夫をしましょう。


  • 「気温と湿度を」いつも気にしよう
  • 「室内を」涼しくしよう
  • 「衣服を」工夫しよう
  • 「日射しを」避けよう
  • 「冷却グッズを」身につけよう

室内で熱中症にかかる方が多く見られます。
扇風機やエアコンで室温を適度に下げましょう。
過度の節電や「この程度の暑さなら大丈夫」とガマンしてはいけません。

冷却シートやスカーフ、保冷剤、氷枕などの冷却グッズを利用しましょう。
毎日の生活で使えるものから夏の寝苦しさをやわらげるものまで、さまざまがグッズがあります。

特に、首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと、効率よく身体を冷やすことができます。

◆熱中症の症状が現れた時の対処法


  • 安全で涼しいところへ移動させましょう。
    この時、自分の足で歩ける状態でも、めまいや立ちくらみ、一時的な失神によるふらつき、転倒に注意し、頭を打つなどの二次被害を防ぐため両側から二人で支えることが大切です。
  • 横になって休ませましょう。
    足を10cm程度高くすることで、心臓への血流が良くなって血圧が上がり、脳への血流を改善させる効果が期待できます。
  • 保冷剤やペットボトルなどにタオルやハンカチを巻いて、体を冷やしましょう。
    体表近くを走る静脈(太い血管)の通る首筋やわきの下などを冷やすのが効果的です。
  • 水分補給を行いましょう。
  • 失われた水分・塩分を補いましょう。
    スポーツドリンクや0.1~0.2%の濃度の食塩水(1Lの水に対して1~2gの食塩を加えたもの)などを飲んで、失われた水分・塩分を補いましょう。


◆夏は牛黄の季節

牛黄は熱中症の予防や改善のほか、動機や息切れ、胸苦しさという夏に怖いさまざまな症状を抑えてくれますので、行楽のお供にも最適です。
皆様に本当に喜んでいただいている最高のお薬です。

感応丸は1丸をそのまま、長城清心丸や牛黄清心元は1/2から1/8にカットしてご服用いただいております。

もしもの時の安心のために、ご自分だけでなく、ご家族のために、いつもお手元に置いておかれることをお奨めいたします。

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